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金曜の夜中に降った雨の影響が心配ですが、土曜は晴れ間が広がるようで。
それなら後半は一気に回復するでしょうし、過去の「雨上がり馬場」の傾向どおりになるのでは。
多分、向こう正面が悪いままだと思うので、必然的に前半がスローになる…というのも付け加えておきましょう。

  東京2R
◎4.リンガスバロン

いくら負けても善臣が手放さず、調教にまでキッチリ乗ってるリンガスバロン。
まあ確かに馬体はいいんです。
気性が結構どうしようもなくて、アッサリ去勢されてしまったんですが…。
その去勢明けになった前走ですら、結構入れ込みが見られ、ハミで口を切り、おまけに内伸び馬場で外回し。
正直レースになりませんでした。
上は全員ダート馬だったようですし、この条件変更は吉と出るはず。
何より、ちょっとぐらいキリッとした気配でレースに臨んで欲しいです。

  東京4R
◎1.コアグリーン

この馬初障害の時に14頭立て13番人気でしたが、高い評価を入れてたのを覚えてます。
しかし、その時は障害2戦目の加藤志津八が最初の障害でかなりやらかして、それの影響をモロに食ったもの。
自分の飛越の悪さが原因での落馬ではありません。
なので実質、前回が初障害のようなものでした。
そこは当然前走のことがありましたから、障害にビビリ気味に進んでいましたが、後半リズムに乗ってからはかなり見応えのある追い上げ。
体は障害やれる保証があると思うので、実質障害2戦目で大幅に慣れを見込める今回は、テンジンリュウセーよりも前にいるものと思います。
近走2着3着歴ある馬の中では、一番上積みが大きいのではないかと見ての本命。

★本日のメイン

  京都10R
天王山S
◎11.サマーウインド
○1.プロセッション
○16.ダイワエンパイア
△12.アウトクラトール
△3.マルカベンチャー

ちょっとまとまりのない予想になりましたが、ひとまずはサマーウインドはまだ強いだろうということと、京葉Sが全く大したことないということを挙げます。

サマーウインドは根岸S勝って堂々と…の予定が、そこを落としたばかりか地方重賞・普通のOP戦ですら除外を食らう始末。
今回は重賞で2着した後のハンデ戦ですけども、なぜか57kgで止まりました。
1200mは全て圧勝しかしてない馬。また京都ダート1200mのレコードホルダーでもあります。
体調まともな仕上がりなら、まだここはアッサリではないでしょうか。

今回大量に出走している京葉S組は、勝ったアイルラヴァゲインがIDM66程度。カルナバリートがハンデ分を引いて63ぐらいで好走できたというレースです。ちょっとましな準OP勝ちなら、これぐらい走れたと言う水準です。
ニシノコンサフォスが、何故かこのレースに限って全然頑張らなかったんですよね。
準OPよりも遅いペースで前半進んで直線アッサリ垂れたラインドライヴは、そう考えると論外ですし、それ以下の馬は末脚の反応考えると、本来の調子にまだ戻りきってない様子。
半端に人気するのであれば、あえて強調することもないでしょう。
正直言うとどれも出来が大したことなかったんですよね。

そして、サマーウインドが今までどおりマイペースで他を千切るぐらいの実力差があるようなら、展開をぶっ壊して追い込み馬を連れてくるのがパターン。
ちょっと注目したいのは、プロセッションとダイワエンパイア。

京葉Sを経てない差し追い込み馬で、65前後のIDM出しているのは、今の所プロセッションのみ。
マルカベンチャーは、近3走上がり1位で1200m大崩れがないですが、準OPの相手が結構弱く、IDMが伸びてません。
今回は底を見せてない分と脚質が展開に噛み合うだろうということで、結構人気になると思うんですが、能力ピークが案外出なさそうな感はあります。
鞍上が呪われてるんじゃないかというぐらいに京都で持って来れてないのもマイナス大きいのでは?
それよりは、立て直したプロセッションの方に興味があります。
今年の春から完全に勢いが違う堀厩舎ですし、川田が連続して乗ってくれることも材料として大きいです。
前走負かしたヒラボクワイルドっていうのがなかなか強い馬で、これにガチで競り勝てるってのはなかなか偉いです。

ダイワエンパイアは、前走の欅Sがレベル高すぎ。重賞好走馬大量にいましたし、何だかんだでそれらが全員ちゃんと実力並に走ると言う流れでした。
それを1年以上の休み明けで出てきて、本来の適距離より長い府中なら、どうしようもなかった場面でしょう。
今回は自分の守備範囲距離に戻しますし、ブリンカーを再装着、揉まれない大外枠で鞍上岩田騎手。連闘で遠征。
これは一変する可能盛大ではないかと見て、結構強めの印を入れたい場面です。

京葉Sから何か拾うなら、スタート直後に挟まれたか何かでリズムを失い、ズルズル下がる流れになったアウトクラトール。
なぜか中山得意かのような錯覚を厩舎がしてるのか、やけにOPに入って中山をやたら使いますが、実質好走歴ゼロですし、あれだけ腰が甘い馬なら京都行くべきでしょう。

  東京11R
◎14.ソーマジック
◎16.ブリッツェン

IDMで縦に並べると、スピリタスも大して抜けてませんし、ハンデ戦でもないのに60以上が一体何頭いるんだという上位拮抗しまくりのメンバー。
何らかの差異やギャップを見つけようと思った場合、IDMは根拠になりません。
ちなみにここまで僅差レベルの実力馬並べれば、スピリタスが0.0秒差で馬券圏内外すことも十分可能性高いでしょう。

ソーマジックは、そういった指数思考を超えるアイディアの一例。
この馬は知っての通りOP勝ち馬であり、G1の3着馬です。
同期は、格下だったはずの馬ですら、とっくの昔に1000万を勝っていて、桜花賞で僅差に走った馬は重賞勝って引退したりもしてるわけです。
この馬がその流れに乗り遅れた理由は、やっぱり脚部不安による長期休養でしょう。
自分が最後にソーマジックを見たのが2走前の1000万。この時も、負けそうな予感漂う馬体をしてて、相変わらず良化スローだなと思ってました。
しかし新潟に遠征していた矢先に、結構まともな先行押し切り勝ちをしていました。
さすがに叩き5走目ぐらいのタイミングでしたし、自分の知らない間にパンとしたこと可能性はあります。
そういった背景があって勝てたのなら、これは話が違うだろうということ。
示した実力は、準OPはすぐに勝てるレベルの内容を見せているので、格上げを苦にする馬ではないと思うんですよ。

ブリッツェンは、このIDM60〜62同士の馬を戦わせてどうなるかのシミュレーションをした展開予想で、後続を千切って1着になってます。
多分前走の常総特別の先行争いがかなり激しく、それを引っ張って考えれば、今回スムーズ単騎逃げが叶うという形じゃないでしょうか。

この2頭に可能性を見ておきたいと思います。
明日は雨の影響が残るかも知れませんし、馬場状態を前日に読んでも仕方がない状況。


(京介)




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