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  今年はIDMで59を超える馬が10頭もいるHレベルの年。実際、今まで競馬をやっていて、ここまでいい馬が複数揃うダービーは記憶にありません。ほとんどの馬を目にすることができているのですが、パドックでそれらを一堂に見ることができるというのは、凄い経験なのかもしれません。今から楽しみです。
【東京優駿】

人気はヴィクトワールピサとペルーサの2頭が並ぶ形になった。ペルーサは青葉賞の時計が優秀だったことが1番人気に支持される理由だろう。逆にヴィクトワールピサは速い時計決着の経験がないことが、不安視される理由なのかもしれない。ただダービーは単純に馬としての器の大きさが、そのまま結果に反映されるレースだ。ここまで勝ってきた内容は重要だと思うが、時計はあまり気にしなくていいと思う。持ち時計を更新できるだけの器があればいいのだから。

そして単純に馬体のスケール感を比較をし、パドックで序列をつけるなら、1.ヴィクトワールピサ、2.ルーラーシップ、3.ペルーサ、の順ではないか?と思う。ヴィクトワールピサは弥生賞で見たときに動きの良さが抜群で、「ダービーはこれで仕方ない」と思えた馬。そしてそれと同じ動きができるのがルーラーシップ。こちらもスケール感なら勝るとも劣らない。この2頭の差は「スピード」だけだと思う。ペールサもコラムで関東の一番馬、と書いてきたようにいい馬だ。そして実際、皐月賞で2着したヒルノダムールを若葉Sで捻じ伏せた。ただ上記2頭と比べても「馬として上だ」とは言い切れない。厩舎が違うので作り方も違うのだけれど、正直、厩舎の差はあるかもしれない。

ヒルノダムールは良い馬だろうけど、スケール的には明らかに劣る。それはローズキングダムも同じこと。2頭とも上記の内2頭が崩れてくれないと出番はないと思う。アリゼオが唯一スケール的な良さを感じる馬で、脚質的に先行なので他と違う競馬ができることで、アドバンテージが取れるかもしれない。

昨年のNHKマイルの勝ち馬がそうであったように、ダノンシャンティは壊れてしまった。2着だったダイワバーバリアンも疲労で休養したらしく、この時期の3歳馬があれだけの時計で走る代償というのは決して小さくないんだと思う。残るリルダヴァルも反動が心配だ。

◎ヴィクトワールピサ
▲ルーラーシップ
○ペルーサ
△アリゼオ
△ローズキングダム
△ヒルノダムール





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