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天気はまともで日差しもあるのに、吹いてくる風はまともに寒かったのでビックリでした。もう6月も近いのに。
後から良く考えたら、輸送で発汗していた馬はほぼ来ていなかったかも。

  新潟6R
◎2.ゴーゲッター

まともな厩舎なら単純に馬が良くなってくるはず。

今までの春の新潟は、馬体センスや要求している瞬発力の質的に、マンハッタンカフェ産駒(のB級C級馬)を持てはやす開催だったんですが、これからはゼンノロブロイ産駒(のB級C級馬)が台頭してくるんじゃないですかね?
あんまりにも馬が大したことない場所なので、普通に弱い馬と弱い馬で眺めてて、マンハッタンカフェ産駒の方が手先が柔らかい、体が動くということがあるわけです。
どんだけ大したことない母系でも、それなりのアベレージを保てるゼンノロブロイは、やっぱり優秀な種牡馬なんじゃないかと感じています。

★本日のメイン

  新潟11R
邁進特別
☆15.タマモハーバー

1枠の方からガンガンプレッシャーが掛かってペースが速まるせいなのか、妙に8枠がキツくなってきている上に、馬体の傾向も違ってきていて、正直直線は上手く読めてない状況です。
適性ももちろんこの条件は重要なんですが、一度激走した馬の連続好走ができてないように、当日の流れで大きく結果が入れ替わってしまうというのもかなり悩ましい要素だけに。

さて、折角この新潟のために美浦で馬集めをしてたのに、全く結果を出せずじまいで、おまけに土曜に降着を決めてしまい後がない芹沢騎手。
パラダイスヒアは適性見せたということで人気にはなるでしょう。直線で出遅れて来たと言うのも材料になって。
しかし、これだって56秒台のしょうもないレベル(向かい風のため)だったんですよ。
この日は少し貧相なタイプでも、脚さえ回ってれば良かった状況でした。
標準的に馬場が速くなって54秒台なら、また違う適性持つ馬がやってくるでしょう。

今の所期待しているのは、軽量ということと体型から、タマモハーバー。
思った以上に痩せ気味になってないか…と言うのが心配ですが、これは当日判断します。

昨年は50kgの4歳牝馬が勝ったレース。
1000万クラスで斤量の重たい牡馬56kgの馬には、いろいろご遠慮願いたいところです。

  京都10R
栗東S
◎8.タカオセンチュリー
○3.マイディアサン
▲6.ティアップワイルド
△13.セイクリムズン
△15.ドスライス

ティアップワイルドがどれほどの器なのかちょっとわからないので確信するほどではないのですが、メンバー弱すぎじゃないですか?
OP勝ち=斤量1kg増の別定条件なのに、B級馬しか集まっていないような。
しかも、それでセイクリムズンにダントツの人気が集中する…。
セイクリムズンは本来強い馬のはずなので、それもわかりますけども。G1があるのに岩田が残ってますし。

しかし、いざ差そうとして差しあぐねるB級馬レベルなのが、セイクリムズンの実情。
それなら注目すべきは展開でしょう。メンバー考えるとペースも相当遅そう。
ブリンカーを装着した伊勢佐木S、麦秋Sが結構強い内容だったタカオセンチュリーに期待。
前走のOPタイムオーバーで完全に人気を落としているようで、しかもまた中間人不安があったようですが、なかなかのスピードを持ってる馬なので。
もう一頭、馬体は決してOPに入れても見劣らないマイディアサンも。
ここ2走は脚抜きの良いダートが続いて、蹄鉄小さいために滑ってしまうこの馬には無理な条件でした。
良馬場で再度見直しをしたいというところです。

  東京11R
ヴィクトリアマイル
◎3.ラドラーダ
○17.レッドディザイア
▲12.ブラボーデイジー
注4.ウェディングフジコ
△15.アイアムカミノマゴ
△18.プロヴィナージュ


今の東京開催とずっと付き合って、どういう高速馬場なのか、という質を感じ取れてるならもうちょっとやりようがあるんですが、やはり外からだと予想がしっくりきません。難しいところです。
けども、ここ最近2200m〜2500mを使われてからやっと自在の競馬が出来るようになったブエナビスタは、このマイルに戻って忙しく追走するのは非常に難しいと思います。桜花賞だってあれだけ強引な競馬だったわけですし。
おまけに、この馬の目標もこの後の安田→宝塚でしょう。遠征激走後の初戦ですし、何だかんだ言って牝馬同士で100%で出すわけはないでしょう。
(万全で出てきたとしても条件的には下げたと思いますが。)
とりあえず過去の傾向として、日本のローテを一巡しきってすでに経験がある5歳以上ならともかく、オークス→古馬同士の中〜長距離と渡って好走きた4歳馬は、IDMが離れてるからと言ってマイルにピッタリの末脚使うかと言ったらそうではないですからね。
ましてや1分32秒台に突入確実と言える今の府中の馬場状態。
過去複勝率100%のブエナビスタですが、今回が一番の下げ時じゃないかと。

注目としては、ブエナビスタやレッドディザイアと勝負付けが済んでなくて、まだ勢いの切れていない4歳馬。
ラドラーダとシセイカグヤしかいないのでしょうか?このメンバーだと。
ならば、今の府中の芝がシンボリクリスエス産駒が相当走っているようですし、上位厩舎ということもあってラドラーダを推します。調教も良かったですから。
自分は前走の阪神牝馬Sで勝たないとVMには出られない立場だと思ってたんですが、結局出られたようですね。前走が甘めの仕上げだったとしたら、今回推してもいいかと。
前走は外を回ったことと中途半端な叩きだったことが響いたようなので、この内枠を引けたのは大きいはずです。
細身のシンボリクリスエス産駒にありがちな、かなり真っ直ぐな直飛なので、高速馬場での追い込みには長けているはず(新説)。

レッドディザイアは馬としてはほぼ問題ないのではと思います。
前哨戦とは言えグロリアデカンピオンに勝てたの偉すぎでしょう…。
ブエナビスタの末脚と張り合えるほど、前駆が優秀な馬なので、この距離でも先行できるスピードはあります。
ただ、この開催見ているとまるで乗れてない鞍上が一番の不安材料ですね。それがこの枠で露呈しないかと。

あとは調教見ただけでは調子が今一つ掴めませんが、ここ2走の内容は評価していいアイアムカミノマゴ、前走はセコ乗りタイプには厳しかったウェディングフジコ、昨年並みの状態に持ってこれたブラボーデイジー辺りにはプラスの評価で。

コイウタが勝った年というのは、人気の追い込み馬に注目が寄りすぎて、完全に流れがおかしくなったものなので、馬体で見劣る馬でも展開で来れた結果。
強い馬がペースを仕切って弱い馬が順番に脱落していくという、標準的な発想からは外れる馬場状態であり、またレースだと思うので、思い切った発想は必要かも知れませんね。
敢えてブラボーデイジーに◎を打つとか。


(京介)




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