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さて、新潟の芝ですが、土曜には補正してなかった馬場も、日曜にはちょこちょこ砂を入れてた感じです。
どうやら昨年と経過が一緒じゃないかと見ているところ。
もう既に馬群が通過すると砂が舞います。芝なのに。
思ったよりもパワー、思ったよりも馬場が速い、思ったよりも外が来ると言った流れに注意したいですね。
日曜終了まではまだ内側有利でしたが。

目の上のたんこぶ(中舘)がいないうちに稼ぐ新人騎手、と言う構図があったはずなんですが、頑張ってるのは関係者注目が如実に集まっている丸山元気だけ。
うーん、もうちょっと…ねえ。
この程度であれば、土曜は重賞のために遠征してきた騎手でまた占められるのでは?


  東京6R
▲8.トウショウフォアゴ

ややレベル一息といったメンバーを見て、他場でいい競馬してる関西馬にばかり目が行き、府中の上がり勝負に抜群の適性を見せた「関東馬の前走未勝利勝ち」が見過ごされるパターン。
まあ、走破時計も実際イマイチですし、見た目にあまりいい体つきしてないので、目も切られてしまうんでしょう。
スローだったとは言え、上がり3F36.1、最速ハロン11.7のそれ芝じゃないのって言う緩急の付け方をして勝てるダート馬はなかなかいませんよ。

  京都9R
◎5.サラトガ
◎13.スガノメダリスト
▲14.サクセスオネスティ
△6.ウインプレミアム
△15.メイショウタメトモ

サラトガは本郷厩舎の厩舎1番馬、スガノメダリストは粕谷厩舎の厩舎1番馬。
両方とも前走高レベル戦を経験しつつ好走を見せ、ハンデ戦の相手弱化にぶつけてきた、一つの番組選択法。
サラトガは元々京都もかなり走る馬なので、なおさらです。
馬の実力はともかく、厩舎の事情を汲めば、ここが力の入れどころという予想。

  東京10R
丹沢S
◎8.ピサノエミレーツ

藤沢厩舎はこの府中開催が2週間経過した所で、合計15頭出走させて(この時点でかなり異常)、この府中だけでもう6勝、複勝率が73.3%。
この6勝重ねたことで年間総合厩舎リーディング3位に上がってます。
20ヶ月ぶりだったシリコンフォレストすら、馬体が出来ている上に勝ちそうになったんですから、これはもう出走してくる馬全部買っていいレベル。
惨敗らしい惨敗もラビットでこき使った青葉賞の2頭ぐらい。

ピサノエミレーツは昨年このレースの勝ち馬で、つまりは降級馬であり、鉄砲実績すらあります。
冴えに冴えている横山典弘なら最初から。


★本日のメイン

  新潟11R
新潟大賞典
◎5.トリビュートソング
○16.ゴールデンダリア
▲1.シャインモーメント
△2.ニホンピロレガーロ

昨年はニホンピロレガーロが人気なさ過ぎたこともあって、「自分だけが分かってるこの馬の独特の持ち味」ってのにかなり自信あったんですが、今年はさすがに微妙です。

昨年の新潟大賞典を見直せば分かると思いますが、このレースの肝は一度出たスピードが最後まで落ちないこと。
構造は少々重たくてもいいので(エンジンが十分掛かるから)、ラストハロンを11秒台→11秒台→11秒台で脚色落ちないことが重要です。
昨年のラスト4Fは46.4でした。マイル辺りならともかく、2000mでこのラストが出るのはかなり異常なコース。
小回りコースや消耗戦の中山で展開を待つタイプは、こういうラップで好走できません。

なので、どうしても今までの記憶の中で体型を反芻をしたり、ラップを見直したりすると、トリビュートソングに目をやらないといけません。
この馬は本質がやっぱりグラスワンダーなので、前走こそ瞬発力適性でサンデーの孫にやられましたが、過去歴的には2400mの府中で上がり46.7で勝ったことがあります。
前走時点の馬体だとまだ不満ですが、グラスワンダーばりのトモ幅が付いてきて、腰が効く形で仕上がってればウィリアムスじゃなくても勝つでしょう。

ゴールデンダリアは、脚部不安になる前に全く底を見せてないときには、プリンシパルSをなかなかいい速さで勝ったりしてました。
復帰後は体のキレが全然戻らず、標準的なキレ味勝負でもアッサリコケていたぐらいでしたが、前走の大阪杯は久々に見所のある競馬。
ラストが12.2と掛かった流れの中ですが、ドリームジャーニーの真横にいて先着したのは褒めていいですし、なかなかの押し上げを見せています。
腰の支えが効くようになって、重賞で戦えるようになったからこそ厩舎もOPでグズグズしてた馬を重賞に出すようになったのかも。

面白い所ではシャインモーメント。距離は長いはずですが、元ダート馬だったぐらいで体型的にはかなりマッチョ系です。
ニホンピロレガーロはひとまずの保留。調教見るとぎこちなさを感じますし、7歳馬をアテにするのもなあというところで。

チョウカイファイトは、2着のケイアイライジンと一緒で多分スタミナタイプの痩せ型。新潟は不要と見てます。7歳馬だけにこういった条件の大幅変更への対応力はないでしょう。
マイネルスターリーも、札幌が上手かった分、ああいう運動神経は新潟だと役に立ちません。
サニーサンデーはまだ分からない所です。2000mは長いかもと思いますが…。

  京都10R
京都新聞杯
◎3.シルクアーネスト
◎10.マコトヴォイジャー
▲13.ネオポラリス
▲14.アドマイヤテンクウ

コスモファントムのデキがヨレヨレで、ゲシュタルトは未完成品のままで距離も長く、レーヴドリアンはレース経るごとにゲート酷くなっていて下降線かも。
京都新聞杯は案外春のデキを維持できるかどうかと、展開が大きく作用する側面もありますから、この3頭はかなり眉唾で考えています。
となると、ほとんど手がかりがありません。

ならば、調教で良さを見せた2頭がかなりお買い得な状況に置かれてるようなので、期待値で評価します。
シルクアーネストは、前走でミカエルビスティーに先着しているにも拘らず、あっちと人気が段違い。
500万を勝ててない馬でありながらIDMで足りていますし、推定上がり3位。
過去の履歴は徹底して外回りコースばかり使われているように、超大トビの部類。
マイル前後の距離のスローの上がり勝負で詰めが甘くてもとりあえず許します。
距離が延びて展開が効く流れになるのがベストでしょう。
マコトヴォイジャーは、あの若葉Sで次走G2勝ち・G1で2着の2頭に0.2秒差。
弥生賞で8着、アドマイヤテンクウより先着してます。(このレースに実質的な意味はありませんが。)
前走ムーニーバレー賞は途中13秒台が2度入るラップで完全にバカついたもの。
これはちょっと人気落としすぎじゃないですか?
コスモファントムとゲシュタルトが戦うペースだったらそんな流れはないですから、十分巻き返しはアリです。

あとはネオポラリスをやや評価、馬体からは巻き返してよいアドマイヤテンクウを見直し、レーヴドリアンとブレイクアセオリーを押さえに置く程度。

  東京11R
プリンシパルS
◎13.ブルーグラス
▲15.スティルゴールド
▲16.ゴールスキー

いつもメンバーは一段落ちると言われていながら、毎年2000m的にはかなりレベル高めの内容が繰り広げられていたプリンシパルS。
ダービー優先を1着限定にしたことで、相当キツイ流れになる事は間違いないと思うんです。
どの馬も必勝が求められるので、甘い仕上げでここは置きに行く競馬→ダービーで仕上げて上位というアントニオバローズパターンがダメなわけですから。

単勝を買うなら、府中は絶対大丈夫の自信があるタイプ、また「ハマれば」しか狙ってない決め打ち系。
また、いい結果にならなかった場合も、別に騎手のせいではないと誰もが納得できる程度の実力の馬がいいです。
ブルーグラスは周りがどうであれ、後方待機の手しかありません。しかし、ペルーサをギリギリまで追い詰めた脚色はなかなかのものでした。
スティルゴールドはスプリングSで見た時にかなり良い馬体だったので、もっと奥はあると見ています。2000mもいいはず。
ゴールスキーは、明らかに馬は格下だったにも拘らず、若駒Sでルーラーシップとヒルノダムールの次点の人気。単勝5倍切ったのは偉いでしょう。
今年が最後のダービーになる池江パパ厩舎ですし、バッチリ仕上げる事は間違いないはずなので、この鞍上も込みで準備万端な部分に期待したいところ。
この馬はどうせ決め手の精度が著しく低いため、条件戦に落ちてもウロウロするに決まってます。この人気と大きな事情まで含めれば、の買いですね。

自分はルーラーシップをマークしに行くキャラはみんな撃沈すると思ってるので、内枠と先行馬は全部軽視。

(京介)





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