スタッフコラム一覧へ戻る



新聞だけで予想をしよう どうやら中山周辺は雪が降ったようですね。 福島はそれよりもさらに多いようで、 開催が危ぶまれるぐらいだと。 阪神も重馬場スタートのようなので、予想はやり直し。 ダートの不良馬場で何とかしたい所です。 ★厩舎色分け 中山11R 中山グランドJ ◎6.トーワベガ ○7.メルシーエイタイム ▲1.トウカイポリシー 注4.ショウリュウケン △13.ギルティストライク 不良馬場も非常に気になる所ですが、 ここは厩舎順に明確な差があるので、 それでの逆転に期待したい面があります。 前の中山大障害の時にも言いましたが、 障害界は新しい馬の新陳代謝がほとんど起こらないため、 かなりレベルの低い厩舎でほとんどの馬柱 や勝ち負けを占めているのが現実。 あるいは、効率良い厩舎回転などはあえてせず、 有力馬1頭に時間と手間をかけて鍛えているという 逆メリットのようなものはあるかも知れませんが。 メルシーエイタイムの武宏厩舎は、 平地の実績など壊滅に等しいですし、 かといって障害部門はどうなのかと言うと、 別に新しい期待馬が出てくるわけでもないんです。 しかしそうなると、メルシーエイタイムなどは 「自分の適性が合う場面は頑張る」ことはあっても、 「実質昨年よりさらに強くなる」 ということはあり得ませんよね。 このコースなら絶対に大崩れしないはず、 と言う世間が設定している前提は、 今回横山義行騎手が直前で負傷し(今週の調教中)、 急遽の乗り替わりになったことで崩れた可能性すらあります。 いくら白浜騎手が現在リーディング争いしているほどに 絶好調だとは言え、です。 長距離で特殊適性が要求される障害のような、 そういう部門でのコンビ性能は重要なポイントだと思いますし。 なので、久々に障害の大レースに上位有力厩舎が 駒を進めてきたので、その「馬を強くさせる厩舎力」 に期待したいところなんです。 前走長距離のG2圧勝で、明らかに波に乗っている トーワベガ:橋田厩舎に期待。 この馬はかなり手足が長い馬で、 未勝利の勝ち方がなかなかだったので、 もっと出世が早くても良かったんですが、 未勝利勝ち当時はまだ筋力不足で線が細い弱点が露骨に出ていたんですよね。 成績の悪い下級クラスの厩舎であれば、 そういった馬の未勝利勝ちから全く音沙汰がなくなってしまうこともしばしば。 しかし、橋田厩舎はトーワベガを捨て置いたりしませんでした。 軌道に乗るまで1年ぐらい掛けて、 やっとオープンで勝ち負けできるレベルまで鍛え上げ、 ついには重賞制覇まで成したんです。 「最初は明らかにオープン力不足の馬が勝てるまでに変わってきた」 というのが、上位厩舎にいる強み。 こういう馬は、適性におんぶにだっこで障害を跳んでいる馬よりも 「鍛え方が違う」とハッキリ言うことができます。 メルシーエイタイムは本来の実力を発揮しても、 結構コロコロ負けるような馬です。 パドックで見る馬体だと、トーワベガ独壇場のようなことが あるんじゃないでしょうか。 他で期待したいのは、メルシーエイタイムが脱落した際に、 ショウリュウケンやトウカイポリシーなど。 ギルティストライクは不良馬場なら、というところですね。 一応この馬はサンデー系の格上げ。 オープンガーデンは、メルシーエイタイムと考え方が一緒。 馬体が一向に良くなる気配がなく、自分が走れる場面でだけ頑張るので、 中山大障害よりさらに…の感触が得られません。 そもそも体を鍛えてるような気配を感じませんし…。 ★本日のメイン 福島11R 奥の細道特別 ※福島競馬は中止になりました。  予想は月曜日に上げ直します。 阪神10R マイラーズC ◎7.セイウンワンダー ○4.スズカコーズウェイ ▲5.キングストリート ▲6.ライブコンサート △18.リーチザクラウン △8.スマートギア 重馬場では穴馬が多すぎて予想をまとめきれませんが、 セイウンワンダーだけはどうしても主張したいですね。 前肢の捌きがチョコチョコしているので、 どうしたって脚を小出しに使うタイプでしょう。 背中を大きく使えてなまじ大トビに見える分、 神戸新聞杯や菊花賞で対応していましたが、本質的にはマイラーだと思います。 もう適性外の距離を使ってなくて1年以上…と考えれば、 これは見直しをしたいタイミング。 直前の調教も明らかに良くなった気配がありましたし、 超高速馬場ではないというのもプラスでしょうか?(新潟2歳S勝ち) マイラーズCで絶対評価したくないのは、 小出しに脚を使うタイプ。 上のクラスの阪神外回り・マイル〜1800mは、 将来的に2000mでも戦えるような底力があるタイプでないといけません。 それは、ロングスパート戦に対応できる 持続力の長さ・持ちが必須になるからですよね。 場合によってはダイワメジャーやコンゴウリキシオーみたいなのを 捕まえに行く競馬になるんですから…。 リーチザクラウンは、もうちょっとパンとして動いていれば評価は高めでした。 馬場の問題もありますし、ここはやや混戦の想定。 その中で、セイウンワンダーは今回ぜひ評価したいと言う予想です。 (京介)



スタッフコラム一覧へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||